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なぜ、社員の食事会に家族を呼ぶと生産性が上がるのか?

 海外のスポーツチームでは、試合後に選手全員で食事会を開催するケースが多いのです。食事会には選手の家族も参加可能。第一の目的は選手の体調管理ですが、妻子や恋人を交えて食事をすることで、リラックスした時間を過ごしてもらうことも狙いとなっています。
 もう一つの裏の目的は、選手同士の仲を悪くさせないためにあるそうです。 
 では、家族を交えた食事会を会社で開いたとしましょう。社内ではソリが合わず、ほとんど口を開かない社員同士がいたとします。もし食事会で自分の家族が嫌いな社員の家族と一緒にいたら、どうなるしょう。
 流石に無視できず、嫌でも近かざるを得なくなります。子供同士がじゃれ合っているようなものなら、嫌いな社員本人やその家族と話をするしかなくなるでしょう。そうすると、嫌いな社員に対する感情にも変化が生じ、少しずつでも会話が増えて行くのです。
 ◎同僚や上司より家族が「仲良くしたら」というほうが効果的
 また、社員の奥さんの立場からすると、夫が同僚や上司たちとうまくやっているか気になるものです。夫がもし人間関係で悩んでいたら、どうにかしたいと思うようになります。すると、奥さんから「Aさんと仲良くしたら」とアドバイスするようになります。もしかしたら、子供の口からそうした言葉が出てくるかもしれません。
 家族から社内の人間関係について指摘されると、本人はさすがに身に沁みます。そして、奥さんや子供同士が仲良くなってしまうと、社員同士も自然と口を開くようになり、関係が改善される可能性があります。同僚や上司が「あいつとけんかしないで仲良くしろ」というより、ずっと効果的なのです。
 スポーツも企業活動も、意見交換が活発な組織はスムーズに機能します。社員同士の風通しを良くするために、家族を交えた食事会を実施してみる価値はあるでしょう。
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2017年 5月 13日